大阪府民の死因

この記事では、大阪府民の死因に関する情報をご提供いたします。全国平均の情報と比較しながら、大阪府の死因における特性についてお伝えしていく予定です。まず事実として、大阪府民の平均寿命は全国の平均寿命より半年程度短く、健康寿命に至っては1年以上短いということが、統計結果から判明しています。このことは、平成22年に大阪府が公表した「健康寿命に関する資料」にも明確に表れていますので、是非ご一読下さい。

死因の常連といえば”肺炎”

昔から肺炎は高齢者の死因の中でもトップクラスと言える存在でしたが、ここ数年は脳血管疾患を抑え、死因の上位に浮上しました。元々高齢者は「誤嚥」を起こしやすく、気管に異物が入ってしまったことが原因で肺炎となり、亡くなられている例が多いです。

しかしそれだけでは、上位の死因であった脳血管疾患を上回った理由にはなりません。近年の肺炎の蔓延には、肺炎球菌感染症が関係しています。肺炎球菌の影響はかなり大きく、肺炎が原因で亡くなる方の95%は65歳以上の方ばかりであることが、統計からも明らかです。

厚生労働省が公表している、「平成28年(2016)人口動態統計(確定数)の概況」をご覧いただければ、ご理解いただけることと思います。大阪府下の各自治体もこの事実に関して重く受け止めており、毎年高齢者用肺炎球菌ワクチン接種による、事前の予防策を講じている状況です。


引用:https://www.gohongi-beauty.jp/blog/?p=10883

”心疾患”で亡くなる方もかなり多い

大阪では「心疾患」で亡くなる方も多いです。この結果は大阪府に限ったことではなく、全国的な潮流ではあります。特に問題とされているのは、生活習慣に起因する成人心疾患です。

成人心疾患は先天性の心疾患とは違い、普段の生活習慣の改善で十分予防できるものと言えます。しかし大阪府民の心疾患による死亡率は、他の都道府県に比べかなり高く、何か別の要因が存在している事は間違いありません。その要因は全国トップレベルの、特定検診受診率の低さにあると言われています。

厚生労働省より報告された「都道府県ごとに見た医療の地域差」によると、大阪府民は特定健診の受診率がかなり低く、40.5%でしかありません。これは全国平均と比較し、6%程低い結果です。当然特定保健指導の実施率も低く、11.6%となっています。これも偏に、健康寿命に関する意識付けが進んでいない結果と言えるでしょう。

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